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山の圧倒的な美しさに魅了されて以来、読書と映画、料理が好きなインドア派の私がハイクを楽しむようになりました。初心者、いや入門コースからですが、たくさんの山や自然に出会いたい。ハイクや日々の出来事を切り取り綴ります。

秋色に染まる渓谷美 昇仙峡

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国の特別名勝にも指定され、日本一の渓谷美と称される昇仙峡。山梨県甲府市甲府盆地北側、富士川の支流、荒川上流に位置し、長い歳月をかけて、川が花崗岩を深く侵食したことにより形成されたそうです。渓谷内には、急峻で直立約180mもの覚円峰や、柱状節理の花崗岩輝石安山岩の奇岩が多く見られます。(渓谷沿いの遊歩道は約6㎞続きます。)清澄で豊富な水の流れが時折白く泡立ち、落葉した楓を押し流していきます。さらさら流れる川音が静かに響く中、霧を纏った神秘的な渓谷の遊歩道を散策しました。

距離約片道6㎞ 歩行時間(写真撮りながら)1時間半 渓谷沿いの遊歩道を歩きます。昇仙峡の玄関口、長潭橋からハイクスタート。

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渓流の奇岩には名前が付けられています。そう言われればそう見えるといった感じではありますが、(オットセイ石や熊石、ハマグリ石など)6㎞の長い道のり、奇岩を見つけながらの散策も楽しいかもしれません。この時期は美しい紅葉に魅了されがちですが…。

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天鼓林 足を強く踏み鳴らすと地中から鼓の音に似た共鳴音が還ってくるそうです。地盤が固い奥秩父の山中特有の現象で、特に昇仙峡の天鼓林は澄んだ良い音が響くことで有名だそうですが、地面がじっとり水分を含んでいたからか、鼓のようなポンポンとした音は聞こえず…でしたが、燃え立つような紅葉の美しさが心に染み入りました。

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覚円峰。昇仙峡の主峰『覚円峰』はその昔、澤庵禅師の弟子僧侶覚円が畳が数畳敷ける広さの頂上で修行したことが、その名に由来するそうです。

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石門 上と下の岩はくっついていそうで、くっついていません。不思議な力で宙に浮いているかのよう。

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地殻変動による断層によって生じた仙娥滝。花崗岩の岩肌を削りながら落下している滝で落差は30mありそうです。虹が架かっています。

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滝上エリアに到着。ここから昇仙峡ロープウェイに乗り、羅漢寺山の展望台まで行きます。和合権現を参り、山頂パワースポットの中心に位置する浮富士広場へ行くと、目の前に広がる雲海、その先に富士山が浮かびます。幻想的で神々しい美しさです!!!

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富士山を拝んだ後は、山道を進み弥三郎岳(標高1058m)へ。富士山から発する龍脈が金峰山を経由して弥三郎岳頂上に流れ、弥三郎岳が山頂最大のパワースポットだそうです。一枚岩の頂上は360°のパノラマビュー、素晴らしい絶景ですがそれを楽しむ余裕もなく、手すりもない傾斜のある狭い岩なのでとにかく怖いです、風にあおられないように気を付けないと。下を見ると怖い…怖すぎる!!! 山頂混んでるし!!! 足がすくみました。

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秋の爽やかな風が心地よく、気付けば2万歩も歩いていましたが、紅葉美しい景勝地マイナスイオンを浴び、霊山富士も拝むことができ、改めて日本の秋の美しさに心洗われた1日となりました。

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今週のお題「紅葉」