COLOR

山の圧倒的な美しさに魅了されて以来、読書と映画、料理が好きなインドア派の私がハイクを楽しむようになりました。初心者、いや入門コースからですが、たくさんの山や自然に出会いたい。ハイクや日々の出来事を切り取り綴ります。

大岩が御神体のパワースポット、石割神社(石割山)

f:id:spring2018:20181213135356j:plain

週末になると、森の匂いや、落ち葉が覆う柔らかな土の感触、ひんやりとした固い岩肌、山を纏う風の気配が恋しくなります。冬が深まり空気の澄んだ日が多くなりましたが、この日は厚い雲が垂れこみとても寒く、日中も気温が上がらない予報。山梨県山中湖畔から、平尾山から太平山へと登り富士山を臨みながらのハイキングの予定でしたが、この天気では確実に富士山は雲隠れ…。迷いましたが、山歩き初心者で体力のない私、富士山は見えなくても、一歩踏み込む毎に山登りの力がつくと考えトレーニングがてら山梨へ。

平野スタート→平尾山(1318m)→一ノ砂ノ沢ノ頭→石割山(1413m)→石割神社経て下山 距離約4.5m 高低差350m 累積高低差上り/下り 443/446m

山中湖は標高1,000m、陽射しはなく湖畔でも2℃で寒い…平野の駐車場に車を停め、平尾山を登ります。寒いながらも凛とした空気が心地よく、のんびりとなだらかな山道を進み、時折笹林を分け入り進みます。なんて静かな世界なのだろう。五感を研ぎ澄ませて山を感じ、山の懐に入る、そんな感覚。

f:id:spring2018:20181213112205j:plain

40分ほどで平尾山山頂に到着。視界が開け富士山が目の前!というローケーションですが、予測通り雲に阻まれました。

f:id:spring2018:20181213111755j:plain

最近は登山者やハイカーに役立つアプリもたくさん出ていて、こんな時にはこれ、AR山ナビを試してみることに。雲に覆われていますがその先に佇む富士山の方向にスマホをカメラモードにしてかざすと…わぉー、晴れていればこんな素晴らしい景色!便利な世の中になりました。

f:id:spring2018:20181213114147j:plain

平尾山から大平山に縦走し、平野に戻る予定でしたが、あまりの寒さと、富士山を拝める可能性が低いことから、石割山へ行き、石割神社を参拝して下山することにしました。石割山山頂までは不慣れな私は約20分弱かかりました。↓石割山山頂からも晴れていれば富士山ドーン!

f:id:spring2018:20181213113844p:plain

石割山8合目付近にある石割神社。聳え立つ大岩のご神体に圧倒されます。漢字の「石」の字の形に割れた大岩を御神体とする珍しい神社で、開運・厄除・追儺・長寿息災のご利益があるそうです。昔は女人禁制の霊場だったそう。ご神体の大岩の狭い隙間を3回通れば幸運が開けるといわれています。この辺り一帯、ものすごいエネルギーの風を感じました。

f:id:spring2018:20181213121900j:plain

f:id:spring2018:20181213122005j:plain

f:id:spring2018:20181213122307j:plain

時計回りに御神体の岩の隙間をくぐり三周すると幸運が開けるとのこですが、この隙間が結構狭く、ザックを下ろして三周お参りをしました。運が開けますように。

f:id:spring2018:20181213123944j:plain

f:id:spring2018:20181213124027j:plain

魔除け・守護・装飾としての役割が託されている狛犬ですが、石割神社の狛犬は、左右どちらも子持ち狛犬です。珍しいですね。

f:id:spring2018:20181213124147j:plain

御神木の桂の木。

f:id:spring2018:20181213132703j:plain

f:id:spring2018:20181213132926j:plain

403段の長ーい階段を下り下山します。残念ながら富士山を見ることはできませんでしたが、石割山はロープ場も多く、よいトレーニングになりました。空気の澄んだ晴れた日に、再びこの山を訪れたい。今度はきちんと鳥居をくぐり石割神社を詣で、富士山の方向に一歩一歩進みながら、山の魅力を味わいたいと思います。

寒い日だったのでかぼちゃほうとうの温かさが染み入ります…。美味しい…。

f:id:spring2018:20181213135050j:plain

 今日の石割山colorーーーash gray