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山の圧倒的な美しさに魅了されて以来、読書と映画、料理が好きなインドア派の私がハイクを楽しむようになりました。初心者、いや入門コースからですが、たくさんの山や自然に出会いたい。ハイクや日々の出来事を切り取り綴ります。

美しき富士の山 忍野八海とリベンジハイク

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師走の慌ただしい日々。忙しい合間を縫って再び山中湖へ。先日登った石割山、平野山では雲に阻まれ富士山をみることができなかったのですが、今日は端正なその姿をみせてくれるはずと、車を飛ばします。車窓からも富士山が綺麗に見えて、近づくにつれどんどん大きくなり、その堂々たる風格に圧倒されます。

富士北麓に位置し、その富士山の伏流水による8つの湧水から成る忍野八海。昔から「神の泉」と崇められいくつもの伝説が語り継がれてきたそうです。茅葺屋根の日本家屋や水車、聳え立つ富士山、地下の不透水層という溶岩の間で数十年の歳月をかけてろ過された湧水を湛え底が見えるほど透明で清らかな池、それら古き良き日本の風景を求めて毎日多くの観光客で賑わいます。朝8時に到着、この時間なら観光客も少ないのではと思いましたが、既に数名の外国人観光客が、その15分後には大型バス2台到着し、あっという間に人の波が押し寄せました。

忍野元八湖は古くから富士御手洗元八湖として、富士修験の霊場でした。 富士講の信者は、富士登拝に先立ち、8つの湖沼群において水行を行ったとされ、それぞれ「富士外八湖」、「内八湖」、「富士山根元八湖」として記録に残っています。 八つの池(現在の忍野八海)は、「富士山根元八湖霊場」と名付けられ、略して、「元八湖霊場」と言われるようになったとされています。 天保14年(1843年)に富士講の一つである大我講の禊ぎの池として再興されたのを契機として、忍野八海が関東一円の富士講の中で広く知られるようになりました。 明治元年(1868年)に成立した明治政府の廃仏毀釈によって富士信仰は衰退し、忍野八海における水行も徐々に行われなくなり、第二次世界大戦後には禊ぎを行う行者姿はほとんど見られなくなりました。 昭和40年(1965年)頃から忍野八海の観光が注目されはじめ、昭和60年(1985年)に「全国名水百選」に選ばれたことにより、一層知名度が高まったため観光地化が進み、現在に至っています。 引用元:忍野村観光協会おしのナビ

 

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池底には投げ入れられたコインがキラキラと陽の光に反射し輝きとても綺麗。水深8m。

忍野八海の後は、再び平尾山にハイク。気温1℃、吐く息は白くなり、日陰には霜が降りています。その山道をしゃりしゃりと音を立てて進みます。

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近くで見ると霜柱って美しい。

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陽が差してきました。木漏れ日がキラキラ。太陽の陽射しって本当に暖かい。

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苔むす山の風景。松ぼっくりを拾ったり、山との静かな時間。のんびり登っても1時間満たない間に山頂へ。この景色が見たかったのです!ああ、美しき富士の山!

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山中湖と富士山。山頂のベンチに腰掛け、富士山を眺めながら温かいスープを飲みます。平日ということもあり、この美しい景色を独り占めできました。この日はあまり時間がないので平尾山だけで下山します。

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アルプスの山々。この先、何座登頂することができるのだろう?いや、できるのだろうか?

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山中湖畔から。白鳥が道路をのんびり横切り車に轢かれないかヤキモキしました。

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初めて食べた名物よしだうどん。キャベツと甘辛く煮付けた馬肉が入っています。麺は極太、コシあり。塩味強めでぬるめ。不思議なトッピングですが、これはこれでありなのかも。生まれも育ちも関西人としては関西風お出汁が恋しくなりました。

富士山は今年これで見納め。冬晴れの青い空に映える富士山。今日も惚れ惚れするくらい美しかったです。

 

山中湖colorーーーSky blue